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英単語学習のヒント

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5. 「デパート」は department でいいのか?  — カタカナ語に要注意

現在の日本のいたるところに英語をもとにしたカタカナ書きのことばが氾濫しています。このようなカタカナ語はすでに英語ではなく、日本語と考えるべきものですが、ここでは一般の習慣に従ってカタカナ英語と呼ぶことにします。

カタカナ英語はもとの英語と発音も意味も用法も違うことが多いので、英語だと思ってそのまま使ってしまうと、しばしば間違いの原因になります。ここでは、カタカナ英語を英語として使う場合の問題点をいくつか挙げてみたいと思います。

まず、発音は厳密に言えばすべてもとの英語と違うのは当然ですが、細かいことをいわないにしても、例えば、「イメージ」と image、「ウール」とwool、「ポテト」とpotato のように、発音とアクセントが大きく異なるものがかなりあるので注意しなければなりません。

次に意味についてですが、これは、もとの英語とズレた意味で使われているとか、もとの英語の意味の一部だけが取り入れられているというように、ほとんどがもとの英語とは違っていると考えなければなりません。 例えば、「デート」のもとになっている英語の date はもともと「日付」という意味で、そこから「ある特定の日時に人と会う約束」のことをいうようになりましたが、日本語では「異性と会うこと」という意味に限定されて使われています。

それから用法についても、英語とずれているのがふつうだと考えるべきです。例えば、日本語では「アップ」を動詞として使って「イメージをアップする」のようにいいますが、英語の up が動詞として用いられることはあまり多くありません。 「イメージをアップする」というのは improve one's imgage というように別の動詞を使うのが一般的です。

他にも、「デパート」と department store、「ミシン」と sewing machine のように、ことばの形がもとの英語と大きく異なるもの、「アナウンス」(英語では announcement)のように、日本独特の仕方で省略したもの、「バックミラー」(英語では rearview mirror または driving mirror)のように、カタカナ英語のように見えても実は日本で作られたいわゆる和製英語などがあります。

カタカナ英語を使って話したり、書いたりするときには、以上のような点に注意しなければなりません。何よりも、カタカナ英語は英語ではなく日本語だという意識を持つことが必要です。

カタカナ英語は細心の注意を払って使うようにすること

>> カタカナ語の正しい英語を知るのに役立つサイト

 
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